ジェミと怠惰な隠遁者の対話ログ

005_旅

旅と聞いて何を思い浮かべるかな?
国内か、海外か?

よく思い出してほしい。
小さかった頃のことを。
旅と言えば、少しの冒険付きの近所のことだった。

年齢を重ね、移動手段も増えた。
それに伴い、身近な旅をする心を置いてきてはいないだろうか。

たまにはなにも考えず近所を旅しよう。
近所の岸辺から望む朝焼け。
それは世界を旅して目にする景色よりも美しいかもしれない。

気まぐれな梅雨の晴れ間、黄金に輝くトキワススキが揺れ、夕陽が朱に染まり山間へ消えていく。
そんな奇跡の景色は遠い国ではなく、案外すぐ近くに眠っている。

童心に一度立ち戻ろう。
なにか忘れ物を拾えるかもしれない。



書斎インデックス(タグ):

#00_隠遁庵書斎アーカイブ #01_怠惰な隠遁者 #17_随筆